カタログギフトの優待改悪!スタンダートにして欲しいエクセディのやり方

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優待銘柄分析

21年に入りあらゆる企業で株主優待の改悪や廃止が相次いでいます。
昨年は衝撃のすかいらーく優待改悪・今年は山田電機も改悪。
個人投資家にとって株主優待の改悪リスクも十分に検討して、投資をする時代に突入してきました。

自社商品を優待にしている企業は売上にも直結するため、改悪や廃止をやりにくい側面があります。

その反面、QUOカードやカタログギフトの優待については自社の売上に直結しにくいです。
更にコストとしても負担がかかっているので、改悪や廃止を会社側として行いやすい傾向があります。

優待を楽しむ投資家にとって改悪や廃止というのは、株を保有する意味合いがなくなってしまうほどショッキングな出来事です。

そんな中、先日エクセディというカタログギフトを優待として提供する会社が優待内容を改悪しました。
いきなり優待を改悪する訳ではなく、猶予期間を与えてくれる変更内容だったので本日はエクセディの優待変更内容についてお伝えします。

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エクセディ(7278)の優待変更内容について

ではまず早速ですが、エクセディの株主優待の変更内容を一部抜粋したいと思います。

こちらは実際に会社として発表した資料の一部抜粋です。
主な変更点は2つです。

・優待の権利月
・長期保有制度の導入

この2つですね。
僕は最初になぜ3月の株主優待を9月にわざわざ変更して、更に長期保有精度まで導入するのかと疑問に思いました。
ただ、これについては後から気付きましたが非常に良心的と言える改悪でした。
基準日の「*3」の注釈に注目して頂きたいので改めて抜粋します。

21年2月26日会社発表

要するに今年から権利を9月にして1年保有の条件付きにはしますが、今年に限り3月末に保有していることが分かれば9月の優待をつけまっせってことですね。

なので、例えば21年の1月や2月に優待目的で投資をしている人は売却しない限り優待は貰えるということです。
ただ3月に貰えなくなるのは、カタログギフトがお預け状態になるので少し悲しくはあります。

しかしこの優待内容の変更は改悪とはいえ、いきなり長期保有を導入する訳ではなく検討する猶予を与えているので良心的だと思います。

加えて、この内容変更により優待クロス勢の参加が今年の3月からなくなることで会社としてもコストを圧縮できる可能性があります。

優待発表後の株価の影響は

時間の猶予を与えているとはいえ、株主優待の改悪を行ったのでそれなりに下落をすると思っていました。
実際の株価の動きをご覧ください。

赤丸の部分が優待改悪直後の値動きですね。

変更前終値:1622円(2月26日)
変更後寄付:1641円(3月1日)


下がるどころか上昇しています。
2月26日は株式相場全体が下落した背景もありますが、上昇するのは正直意外でした。

優待変更の検討に時間猶予を与えたことで、ショックを和らげた事ともう一つ理由があると思います。

それは個人投資家の保有割合が少ないということです。
直近の有価証券報告書に記載があります。

ご覧いただいた通りで個人投資家の保有割合は17%ほどです。
優待銘柄として人気化すると会社全体として、個人投資家の保有割合は40%を超えてくる企業もあります。

そんな中でエクセディの個人投資家の保有割合は20%を切っているので、優待改悪で投げ売りをしている投資家の市場に対するインパクトが低かったのではと考えます。

こんな風に改悪でも不安を和らげてくれる発表の流れがスタンダートになるといいですね。

エクセディの企業紹介

今回は優待の変更をメインにお伝えしたかったので企業紹介は最後にしました。
エクセディの事業内容は下記の通りです。

自動車の部品メーカーでアイシン精機と繋がりが深い会社ですね。
業界的には成熟しており、大きく業績を伸ばしていくことは考えにくいです。

業績の推移でみても売上や利益は減少傾向にあります。


配当利回り自体は21年に減配しているとはいえ、3%前後なので高配当銘柄です。

しかし、1株利益の減少が進んでいて配当性向(利益のうちどれ位の配当を出すか)が増えてきているので注意が必要だと思います。

主要な指標は上記の通りでPERを見ると割安水準に見えますが、過去のPER平均からみると妥当な水準です。

また年々1株利益が減少していく傾向が今は出ているので、もし来年も利益を減らしてしまうと考えるのであれば株価が下落して相対的にPERが低くなる可能性もあります。

株たんでは恐らくヒストリカルPERと言われていて有料版のみ閲覧できますが、マネックス証券では無料でこの様に確認できます。

バリュー株を探す時において、過去のPER水準と比較して現在のこの銘柄のPER水準は割安なのかと調べる時には非常に便利なツールとなっているのでお勧めです。

本日はこれにて!

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